2018年3月4日日曜日

Evo.7 シェイクダウン3 バネの話

前回のブログで「柔らかいタミヤバネで走ってみた」という
ブログを書いたのですが。

少し気になってタミヤバネのレートを測定してみました。

色んな種類でのバネの話は「大人の自由研究(1)」のつづきでブログにしますので、
今回は件のタミヤバネと、比較としてエボ6で使ってたAXON社製HLSピンクの2つに絞っています。



先ずはタミヤバネ。
前回ご紹介の通り、タミヤ社製の
「TRFシリーズツーリングカー用大径ショートスプリング」
というものです。オプションで買うと上記名所ですが、
エボ7キット付属のスプリングです。
種類はスーパーソフト/ソフト/ミディアムと3種類あるらしいですが、
その真ん中の「ソフト(レッド)」になります。
(3種類なのにミディアムが一番硬いって…ワカリズライ笑)


それに対し比較のバネは、
AXON社製「WORLD SPEC SPRING HLS C2.6 (Pink)」。
いま改めて調べてみたら圧巻の全9種類!(汗)
確か最初は4種類前後だった記憶があるんですが、いつのまにかバリエーション増えてたんですね(^-^;。
C2.6(Pink)てのはその中でも下から3番目の柔らかさのやつ。
シリーズ中、ソフト側のバネのようですね。




さて。
測定結果はこんな感じでした。



TAMIYA  TRF SSBB Short Spring (SOFT) for TC
9.379 N/cm

AXON HLS C2.6 (Pink)
11.00N/cm



一応どちらも複数回の測定を行った上での一番平均的なレートになります。

数字だけだとイメージ持ち難いですが、
例えばHLSの他のバネを見ると、
HLS C2.7(Red) :下から5番目    12.194N/cm
HLS C2.8(Yellow): 下から7番目    12.313N/cm
になるので、
HLSシリーズは柔らかい方でも11.00N/cm弱、
硬い方でも13.00N/cm弱程度の様です。
(HLSバネの最軟と最硬が手持ちで無いので予想値)



タミヤバネの3種類がどのくらいレートの差をつけているか分かりませんが、
取り敢えずタミヤ大径ショートのソフトと、
HLS C2.6(Pink)とでは大分大きな差がレート差がありました。
で、そのレート差は、HLSシリーズがカバーしている範囲を超えて、
もはやスピード域やカテゴリーが異なる程(?)。

タミヤバネはタミヤ主催のレース用あたり。
HLSシリーズは世界戦もカバーする物だろうから、
それぞれで目的が違う=レートが違うという事なんでしょうね。

考えて見れば当たり前の事ですが、
今回、実走フィーリングと数値の両方からその辺の事を理解できました〜。


〜〜〜

今回使ったタミヤバネのシリーズ。
数値でもフィーリングでも大分柔らかい印象でしたけど、
気持ちよく走れたのは、ある程度ストロークすると踏ん張りが効いて、決して腰砕けにならなかったのが大きいのかなと思いました。

次回の走行からEvo.7、ギア上げてスピード出るようにするつもりなので、
スプリングもHLSになるかと思いますが、
今回の事でタミヤ大径ショートバネをもう少し走らせてみたい気にもなりましたよ。










2018年3月3日土曜日

Evo.7 シェイクダウン2 お手手のレベル上げ

エボ7シェイクダウンの続きです。

前回のブログで少し書きましたけど、
今回はエボ7初走行、シェイクダウンという事もあり、
スプリングをキット付属のタミヤ大径
ショートのソフト(レッド)にしてみました。

というのも、
一つは「タミヤのバネってどうか?」という
興味から。
もう一つは狙いのギア比にドンピシャに
ならなかったから。

エボ6ではAXONのHLSスプリングを使用。
エボ6とエボ7を比較走行してみようと考えていたので、
スプリングもまずは同じHLSにしようと購入はしたんですけどネ。



さて。タミヤバネ。

昔…といっても数年前ですが、
ビッグボアショートダンパーが発売された時に、
それまで使っていたタミヤのツーリング用の白スプリングから
興味だけでSMJ製のスプリングにしてみました。
シルバーのクロームメッキみたいな表面処理の
確かTLだったと思いますが。
ちょうど各社から様々なスプリングが発売されて、
ちょっとした「ショート/プログレッシブ系スプリングブーム」
のタイミングだった覚えがあります。
かつてのHPiシルバースプリングを目指して 的な流れも
あったと思いますが、
スプリングの細かい性質まで分かるはずもない
お手手のMassaなので、それまで手持ちでストックがあり過ぎた
タミヤの白スプリングでいいやと使ってたわけですが。
SMJのTLを入れただけで操作が随分楽になって、
それ以来非タミヤスプリングを使う様になってました。

そんなこんなで非タミヤスプリングを使い出して早数年。
その間に表面処理違いも含めてビッグボア/非ビッグボアどちらも入れると結構タミヤバネも色々発売されてます。
非ビッグボアで言えば黒メタやら青メタのやつとか。
あるいはXV-01のバネか割と良さそうみたいな話も
ネットを徘徊してるとあったり。
そういえばTB-02キット標準のゴールドバネなんかも
悪くないみたいな話も…??。
それに加えてビッグボア用ではショートではないスプリングセットと、
それのブルーメッキのやつ。でもって今回使ったショート仕様の
スプリングセット、と。

ま、とにかく。
よく分からん程の種類のスプリングがタミヤから発売されたわけですが。
タイミング的には前述のスプリングブームと時を同じくしての発売なので、
自然とタミヤ製スプリングの素性に興味が湧いて来たのです。
「実はタミヤスプリング、みんな試してないだけで悪く無いんじゃ?!」
的な裏ウチ感満載なマッハ弾根性も少々(^_^;)






もう一つの理由のギア比。
このスプリング。仮組みで付けてみたんですけど、
付けてみるとすぐに圧倒的に柔らかい事が分かります。
この瞬間「あ、これじゃ走らないだろな」と、直感的に感じました。
ほんとそんくらい柔らか目。
「走るときにAXONに変えよっと」
と考えその時は組み立て続行。

ただね、組み立てて気付いたんですが、
このエボ7もギア比の調整シロがピニオンだけだと少ない感じ。
エボ6程では無いんだけどね。
そーゆー事もあろうかと、64ピッチ化ついでにキット標準のスパーより外径を小さくはしておいたんだけど、それでも想定のギア比には全然届かないでやんのf^_^;

マッハ弾メンバーでいつも走ってるのは大体ギア比4.0弱。
冬場だと3.8くらいにはなる感じ。
今回エボ7に取り敢えずつけた64ピッチの95Tスパーだと、
取り付けられる最大径のピニオンは48Tか49T。
つまりギア比4.9チョイ。

これだと4.0弱のスピードと比べて圧倒的に遅いし、
自分的にも大分操作してて余裕ある速度感。

本来ならここでスパーを交換するところ。
ところなんだけど、、、


「スプリング柔らか過ぎ」
×
「スピード低め」

「は、走れるんちゃう?!」

という「不精の公式」が成立!(笑)


そのままで走行することにしました(*´ω`*)



ええ ええ。
タラタラ前置き長く書いて結局「不精」という結末。
もはや、いつもの展開ですね。



〜〜〜


前置きが長くなりましたが。

そんなしょーもない理由もあり、
タミヤバネ&ノンビリ速度でのシェイクダウンとなったのです。

↑タミヤ ビッグボアショートスプリング(レッド)
八分艶のチャコールグレーな色。
ビッグボア用スプリングからこの色になりましたね。
反射のところにわずかに虹色のがあるので化成表面処理の
出来なりの色なのかもですが、
この「色気の無さ」が割と好きです(^_^;)





さて、
ソローリとエボ7の初走行開始。
エボ7のフィーリング自体は前のブログに書きましたが、

今回はスプリングの話。


走り始めて2〜3コーナーで「ありゃりゃ」。
車が縦にも横にも傾きまくる(^_^;)


「こりゃ船か?!」てのは言い過ぎかもだけど、
とにかくピッチングもローリングも結構分かりやすくしてくれる。
スピードが低いとは言っても、いつもの屋内ハイグリップ路面。
相応のバネレートは必要だったみたい。


一度ピットに戻ってスプリングだけ変えてこようと、
コース脇に一旦車を停めたところ、
そのタイミングで走行中の車が少なくなったので、
なんとなく走行を続行。


そうしたら、、、
まぁなんということでしょう!
(↑家建て替え番組ナレーション風)

走り慣れてくるにつれて、
なんかこれはこれでアリかも?!
なフィーリングに変化。
いや、タイム狙いとかレースに出るとしたら、
使った経験もあるHLSスプリングにします。
しますが、、、
HLSレッドより柔らかいタミヤビッグボアショートスプリングのソフト。
これはこれで面白いです。

まず前提として、前述の少しゆっくり目のスピードになるギア比4.8であること。
多分、ギア比3.8とかにしちゃうと全然NGだと思います。
でも4.8のスピード域で使うとすると、この挙動はやりがいあります。
少し具体的に説明すると、船の様にギッコンバッタンとロールもピッチングもするんですが、それがコントロール出来ない動きじゃない。
スロットルとステアリングの動かし方を意識してスムーズにしてやる事で、
車体の動きの一つ一つを把握しながら操作出来るみたい。
逆に言えば、いつものMassaのお手手がいかにお粗末だったかという事…(^_^;)

まぁMassaのお手手のお粗末さは今更なので驚きもしないんですがね。
イメージお手手の分解能を200%に増量した感じ(?)を意識しながら
シルキー&スムーズに動かしてやると、車と対話モードに入れそう(о´∀`о)

コーナーの入り口とクリップ付近と立ち上がりという3つの状況のなかで、
車の挙動をイメージして四輪の荷重を4つのタイヤに自由に振り分けられてる
(様な気分になれる)様になれますよ、コレ!
上のコーナリング中 3つの状況でどう車を動かすべきかのイメージもし易いし、
それらを連続的につなげる操作をする事も、速度が遅い事に加え、柔らかめの
挙動が分かりやすいこはスプリングが寄与してることは明らか。

あとは、ステアリングをフルには切らない程度のS字から深く右に曲がり込む低速コーナーなんかも、ステアとスロットルを上手く組み合わせながら、
最小限の車の挙動変化でコーナーをトレースしていく為の操作 みたいな事も
自然とやろうとする(やろうとする余裕もある)から、
こりゃかなりお手手の修行になりますよ〜(^-^)/
もちろん操作を失敗すれば車の挙動が大きくなって、
ロスしているのも一目瞭然。

なんというのか。。。
フラットな路面でオフロードバギーを走らせてる感覚に近い
という感じかな。
前後左右の車の挙動を感じながらスロットルとステアを上手く組み合わせてスムーズに走らせる事が楽しい…みたいな。


一方、高速コーナーではとにかく切り始め・切り終わりとか、
切り返しの動かし方をとにかくスムーズにする事。
ザク切りはもちろん御法度として、小舵角でも大舵角でもゆーっくり切り始めて、ゆーっくり切り終える。切り返しの時も一旦ゆっくり舵を止めてから、反対側にこれまたゆっくり切り返して、ゆっくり止める、と。
舵角をグラフ化したとすると、常に曲線が二次関数的なスムーズなグラフになる事をイメージして操作してる と書く と分かってもらえますかね??(^-^;




〜〜〜


そんな風にシルキー&スムーズを頭に操作に集中した結果。
3パック後にはすっかり「チョイ遅&柔脚」の操作性を
楽しむMassaがおりましたとさ(*´ω`*)

普段からラジコンの操作性をする際はスムーズな操作を心掛けているんですが。

今回柔らかい脚での走行によって自分の操作の仕方を見直す事が出来たのと、
車の動きを勉強する事ができましたよ。

繰り返しになりますが、
スロットルとステアの操作の組み合わせで、四輪に上手く、そしてスムーズに、狙ったように荷重を振り分ける練習と、そのイメージの復習/精進にはもってこいセッティングだと思いました。

速度が上がればもっとスムーズで精度高くやる必要があるんでしょうが、
今回やったお手手の動きが常に出来るように練習していけば、
お手手のレバルアップに必ずや繋がる事を確信致しました!
╰(*´︶`*)╯












テレテテ、テッテッテー♫
Massaのラジコンレベルが1上がった。
ステアの丁寧さ+1
スロットルのシルキーさ+1
柔過ぎな脚の向こう側を楽しむ心+3










「地味なネタを読み辛い長文でブログにするスキル」習得
(;´Д`A