2017年4月21日金曜日

フルバーニアン計画頓挫…からのぉ〜

さて、
前回、知り合いに譲ったXBグラスホッパー。
タイヤパンクの修理ついでに、マッハ弾ソウルを注入してやろうと
鼻息も荒く「グラホ・フルバーニアン計画」を立ち上げたワケですケド…

ちょっと落ち着いてシャシーを眺めていたら、、、
「そんなに伸び代はないなぁ…」
という結論になりました…(^^;
つーわけで、タイトルの通りフルバーニアン化計画は即頓挫となりました(笑)


何をする事が「フルバーニアン化」で、
何が出来なければ「頓挫」かと問われればそこはなかなか難しいとこなんですけどね。
まぁ、当初ヤル気になってた「カチイジリ」のレベルから、「ファインチューン」レベルに方向転換を余儀なくすることになったということです。

いや最初はさぁ、、、
・取り敢えず四輪ダブルウィッシュボーン化しちゃう?!
・ついでに四輪オイルダンパー確定だし。
・出来りゃエアレーションね(´∀`*)
・メカ類もそこそこの入れてやりたいし。
・二度とパンク(タイヤ凹み)しない様にインナー入りタイヤ着けたい
・ついでに今時のミニピンオフタイヤと六角ハブ化はマストだら?!
・んならモーターもトルクあるライトチューンモーターだべさ?!
・トレッドも狭いから、サスマウントつく様にサブフレームを3Dプリンターで作れや。


…的に止まらないラジ好きオヤジの変態妄想が膨らんだワケですケド。

でもね。

まぁ上記の変態カスタム、やればやれるけどもさ。
仮にやったとして、それって「グラスホッパー的な味」?的なとことか、
「チープな仕様故の良さ」を潰す事になんないかな、と。
ついつい仕様としてハイグレードな方にする事ばっか考えがちだけど。
敢えて「チープを楽しむ」っていうのも大事かなぁと、
マッハ弾オヤジーズは、そう考えるに至ったワケでありますよ。

とね。
今回知り合いに譲ったわけだけど、
その知り合い本人はもちろん、
実際に遊ぶこの春から小学校2年生の息子君だって、
ラジコン(とかホビー模型全般)経験ある訳じゃないから、
もし何があった時に簡単には直したりメンテしたり出来る訳じゃないのよね。
そりゃそうだよね。

そー考えるとさ、
定期的なメンテを必要とするグレードアップとか、
(いまより)耐久性が下がる精度アップは不適切かな、と。
細かいとこに砂やホコリも、入るだろうし、
ジャンプやクラッシュで足周りも変に力加わるだろうし。
そう思うと、
「現状 もしくは 純正仕様ベース でのカスタム」



がベストだろうと判断しました。








てーわけで、前振り長くなりましたが、、、
下記カスタムメニューに改定してみましたよ。

・リアアクスルの六角ハブ化
・リア、ミニピンタイヤとオン用タイヤを用意
・モーターを現状の380から540に
・プラベアをラバーシールベアリング化
・差動制限つけるためにギアデフにアンチウェアグラス充填
・リア周りをホーネット化
・ステア周り改善(サーボ交換&ハイトルクセーバー)
・摺動部ドライフルード&グリスアップ


タイヤは手持ちであったのでそれを譲ると。
治るにしてもまた「パンクした〜」ってならない様に、
インナー入りのタミヤデュアルブロックKと、
同じくインナー入りのオフ車用セミスリックを用意。


車体を受け取った時に息子君に少し走らせて貰ったら
割とうまく操縦出来てたので、モーターを380から540に変更します。
「スピード出過ぎて危険」てことにはなると、走らせなくなっちゃいますからね。
それは一番避けたいので〜。
540なら安全に楽しく出来そう。
ついでにフルベア化もね。
↑380から540に換装。
540にしたら樹脂のアダプター(380についてるやつ)
を取り外します。代わりに手持ちであった紙製?の遮熱プレートをモーターとモーターマウントの間にいれつつ、
ホーネット用の18Tピニオン(別売)を取り付け。
これで丁度良いスピードになるでしょう!





デフのアンチウェア充填。これはMassaの昔の体験からなんだけど。
前回、Massaが子供の頃(小学校2.3年生だったかな)にタミヤ製RTRキットのQDをやった事は書きましたが、
そのQDを遊んでた当時、そのQDもデフがスカスカでしたが、

テールが滑ったりした時の操縦がとても難しかった記憶がありまして。
リアタイヤがインリフトしたりして駆動が抜けると途端にトラクションが抜けて、
車が進まないわ、挙動も制御出来ないわで苦戦した記憶があります。
もちろんそんな子供の頃なので「トラクションが…」とか「デフが…」とかなんて具体的な事をイメージして思ってはいなかったんですけど、
駆動が抜けると操作しづらい感覚は確実にあって、
それをどうにかして走らせてやろうと練習してました。
そんな体験もあって、現状スルッスルのグラホデフの低粘度グリスを全て洗浄して、
この手の時には定番の(?)アンチウェアグラスを入れてやったのでした。
デフギア内の隙間が大きかったので狙い通りうまくいくかは分かりませんけど、
とりあえず純正より重デフになればイイかな、と(^^;



いやさ、きっと、子供って大人が思うより色んな事を感じ取ってるハズっていうね。
それが無意識であってもね。
そんな記憶も手伝ってか、、、アンチウェア充填も
地味に大事なとこかと思って…(`・ω・´)


↑ギアボックス兼デフケースをバラしたらこんな感じ。
柔らかめの純正グリスが山盛り(^^;
デフ関連のギアは買っていなかったので、
面倒だけど洗浄して再利用。
ギア自体消耗もしてないみたいなので、問題なし。




こんな感じに完全洗浄(^^)/
この後デフギア内部にはアンチウェアグラスを。
その他の所にはドライフルードを塗って、
デフギアの噛み合いが丁度良くなる様に、左右のアクスルにシムを入れて
ギアボックスは完了!!

ちなみに、、、
この車のデフ…というか、この手のリジッドアクスルと言うべきか。
ギアデフのメインギアを左右から挟み込む様にアクスルシャフトが配置されてるんだけど。
そのアクスルの先にギアデフ内の大ベベルギアが付いている為に
アクスルの左右のガタでギアデフのギアのバックラッシュも変わるんですよね(^^;
ま、ある程度はシムとかで調整するけど、、、
こういう昔の車を触ると、げんだいの車の設計の進化も感じられるのが面白いですよね!。
今時のハイエンドがナゼそうなってるのかとか、改めて良い勉強になりますよ(*´ω`*)








次。

リアのホーネット化。
こりゃ別に必要かと言われれば微妙なとこだけど。
Massa、オリジナルのグラスホッパーやホーネットが発売された頃はラジコンやってなかったのでもともとよく知らなかったんですが。
今回調べたら、グラホとホーネットって兄弟車なんですね。
ベース同じで、リアセクションが異なるという。

どちらもリジッドアクスルなのは同じで、
軸部にローリング機構があるか無いかという事みたい。
そのローリング機構も一長一短ぽいので必須ではないけども、
それのついでにホーネットはダンパーが付くように取り付け位置が最適化されてます。
Massa的にはこの「位置最適化」が欲しくて、
バネのみのグラホに何とかダンパーを付けてやりたかったんです(^^;
その為のリア周りホーネット化てワケです。

ホーネット用のリア周り部品(ホーネットD部品)を手に入れたついでに、
軸部もローリング機構付きのものにしちゃいました。
↑ギアボックスの取り付け軸部
グラホの時は単純に軸差し込みだったのが、
軸部が上下に動くタイプに。
落下の衝撃のダンピングには軸部が動いて都合悪いとこもあるけど、
通常走行の時には路面追従性が上がって走り易くなるはず。
挙動もマイルドめになるかな。


↑軸部はおまけで、本来的にはオイルダンパーを着けたいが為に、
取り付け位置を最適化する部品の為にこれらホーネット部品を導入したんでした
(`・ω・´)
写真、少し分かりづらいですけど、
上側も下側もダンパー取り付けの為に、取り付けを後ろ方向にズラす為の部品が付いております。
もともとの位置でもピロボールは刺さるので細い純正のバネだけサスなら着くんですけど、
直径が大きいオイルダンパーを着けようとすると、 ダンパー中間部がモーターと干渉する
んですねー。
地味にオイルダンパー化に際して面倒なとこです(^^;





↑オイルダンパー化されて、リア周りが凛々しくなった新生グラホ君(笑)
今時はARダンパーも売ってるけど…

グラスホッパー全体とのバランスを考慮して、敢えてCVAダンパーをチョイス!!
ホーネットもダンパーが付いてますが…
ホーネットモノより径が大きいCVAダンパーの方が性能も良いでしょう。
もちろん中身はアクソンOリング&アクソンOリンググリスに加え、粘り感のあるアクソンショックオイル注入と。
CVAダンパーといえど、キッチリ組んでおりますよぉ〜(笑)

↑どう??
ハの字気味にそそり立つひときわ太くなったダンパーと
540モーター!! タクマしい〜〜(`・ω・´)
男の子ならば やっぱりアレとコレは太くないと?!(笑)







あとは、
操縦性に、一番影響するステアのところ。

↑純正のヘッポコサーボw
「いくらXBといっても…なんぼなんでもそりゃないゼ〜」と感じさせる
ゆったり目の動きがアレだったので(笑)
サーボアップグレード!!!。


合わせてガタガタだった樹脂サーボセーバもハイトルクサーボセーバーに。
といっても冒頭のとおり局所的な剛性アップは他へのトラブル(メンテサイクル悪化)
もあるので、、、セーバー内のリングを1つ減らして、
ガタを取りつつ、剛性上げすぎない様に注意をはらってまっせ(^^)v






てまぁ、だいたいこんな感じかな。



時期的にGWには遊べる様に納品してあげたいので、
この辺のカスタム&メンテをして、
将来のRCユーザーの手に返してあげようと思います(´∀`*)/






別に今回ので感謝されたいとは思わないけどさぁ、、、

走らせた後で、
「ステアフィールがすごくリニアになったよ!!」
とか、
「リア周りの動きがシルキーになって、路面追従性が上がったよ!!」
なんて言われたら、、、

ラジコンオジサンとしては昇天しちゃうだろうなぁ〜(*´ω`*)

(↑んな事言う小2、ヤダけど…w)


…い、いかんいかん。
つい妄想が…σ(^_^;)

んな感じにファインチューン&ホーネット化した
新生グラスホッパー。
小学二年生に納品してきますね〜〜(^^)/